「ぶっはぁっ、げほっ」
「大丈夫?渋谷」
鼻に思い切り水が入り、むせる俺の背中を村田が叩く。
「ううっ、何処だよここ」
涙目になりながら辺りを見回したが誰もいない。
「血盟城や眞王廟の中ではないみたいだね」
広いが銭湯のようにシンプルだ。大衆浴場なのだろうか。
「まだオープン前かな」
入口を見つめているとガラガラと扉が開いた。
「へっ?猊下!?と陛下!?」
「ヨザック?」
「何してるんですかこんなところで」
「何かいつの間にかまた…」
「とにかく急いで二人とも出て下さい。もしかして服は」
「自宅で風呂に入ってる途中だったからさ」
ははっと俺は苦笑いした。
あちゃぁとうなってヨザックは一度奥へ引っ込むと小さなタオルを持って戻ってくる。
「二人共、俺が服を持って戻ってくるまで端っこでタオルをかぶってバレないようにして下さいね」
そしてすぐに飛び出していった。
「何か凄い慌ててなかった?ヨザック」
「確かに。珍しいね。僕達がここにいちゃまずいんじゃないかな」
言われたとおりにタオルを頭に巻いて髪の色がわからないようにする。少し騒がしくなり5〜6人が浴室に入ってきた。
俺達は端に寄り、戸から背を向ける。
「やっと今日で終わりだよ〜」
「隊長の訓練厳しいからな」
「けどこんな時ぐらいしか参加してもらえないだろ」
「そうそう、最近はずっと城勤務だもんなぁ。なぁ皆、この後、街に行くだろ」
「もちろん。もう休みだしな」
兵士だろうか、楽しげに雑談している、
「あれ、お前達も同じ部隊か?」
ぎくっ。湯船に入ってきた男が話しかけて来る。
「違います」
俺は下を向いたまま小さく答えた。
「だよな、見た事ねーもん」
ザブンと何人かが湯船につかった。
「おい良く洗っとけよ、汚い男は嫌われんぜ」
まだ体を洗っている別の男が湯船の男に話し掛ける。
「あっちでも洗うから大丈夫だよ」
「洗ってもらうってか」
ゲラゲラと男達が笑ってるのを聞いて村田がボソッと呟いた。
「大人の会話だね」
俺にはよくわからなかったのだが。
「そーいえばヨザックさんも行くんだろ?」
「さっき声はかけといたけどさ」
「じゃ隊長も来るかな?」
「さーどうだろ。でもあの人が来たら女は全部もってかれるぜ」
「しゃーねぇよ。いい男だもんな」
もしかしてその隊長って…その人物を思い浮かべていたら、村田が俺にもたれかかってきた。
「渋谷、駄目。僕のぼせそう」
「大丈夫か?村田」
村田は江戸っ子(と言っても生まれはUSA、育ちは埼玉だが)の俺と違い熱い風呂が苦手だ。
「お前ら細っちいなぁ」
むっ。そりゃここにいる男共に比べれば細いけど、これからムキムキになる予定の
育ち盛りだ。
なぁ、と後から湯船に入ってきた男が俺達に声をかけた男に耳打ちしている。
「すんげぇ可愛くないか二人共」
「アレかな夜の…」
声のボリュームが小さくなり聞き取れなくなる。とにかく湯船から上がりたいのだがタオルは頭を隠してる一枚だけだ。ここは男らしく隠さずに行くべきか、行かざるべきか。
「もしかしてさぁ、ここでサービスしてくれるの」
男が肩に手を置いて来た。
「はぁ?」
何のことだかわからない。
「触るなっ」
もう一人が村田の手を掴む。
「おいっ!」
俺が立ち上がろうとした時、ガラガラと戸が開けられる音がしてヨザックが飛び込んできた。そのままジャブジャブとズボンのまま湯船に入ると村田の手を掴んでいた男を蹴り倒す。突然のことで、俺はあんぐりと口を開けて見ているしかなかった。
「その人に触るんじゃねぇ」
コワっ!こんなヨザック、初めて見た。そして俺にタオルを手渡すとぐったりしている村田をタオルにくるんで抱き上げた。
「大丈夫ですか?」
「う〜水…」
村田の苦しそうな声を聞いて、俺は我にかえるとタオルを巻いて立ち上がった。
「のぼせちゃったみたいなんだ」
「とにかくでましょう」
ヨザックが濡れた足のまま出て行く後を慌てて追い掛けて行った。湯船に残された兵士達は唖然として俺たちを見送っていた。
取り合えずヨザックの部屋へ避難する。ベットが一つと小さなサイドテーブルしかないシンプルすぎる部屋だ。そのベットはすでに村田が占領している。
「狭い部屋だね」
俺はベットの端に座って辺りを見回した。
「これでもまだましな方ですよ。一般兵は大広間に雑魚寝ですから」
ヨザックがタオルを絞って村田の首筋にあててやる。
「陛下、ちょっと待っててくださいね」
ヨザックが部屋を出て行く。
「大丈夫か、村田?」
「なんとか」
ふーっと村田が大きく息を吐く。顔と体がまだ真っ赤だ。ノックの音がしてヨザックが入ってくるとその後ろからもう一人が続いて入って来た。
「陛下っ!」
「コンラッド!」
やはりさっき兵士達が話してたのはコンラッドの事だったんだ。
「って、陛下って言うなよ名付け親」
「すいませんユーリ。けど何でこんなところに?猊下は大丈夫ですか?」
コンラッドは着ていた上着を俺にかけてくれた。そういえばまだタオルを腰に巻いたままだった。
「大丈夫、ちょっと湯中りしただけだから」
村田が寝たままひらひらと手を振る。
しかし4人も入るともう室内はいっぱいだ。
「広めの部屋を用意させましょう。それと街で二人の服を買ってきます」
「あっ、俺も行く」
「けど渋谷、服は?」
「とりあえず俺の服で。大きいけど裾と袖を折れば着られるでしょう」
「じゃ、二人が出かけてる間、猊下が落ち着いたら部屋を変わるわ。ゆっくりしてきて下さいねぇ陛下、隊長。ねっ猊下」
「…」
問いかけられた村田は無言だ。コンラッドが苦笑いする。
「取り合えず俺の部屋で服を着ましょう」
「渋谷っ、早く帰ってこいよ」
ガバッと上半身を起こした拍子にタオルが落ちる。クラッときたのか隣りにいたヨザックが村田の背中に手を添えた。
「行って来るよ。ヨザックいるから安心だろ、ゆっくり休めよ」
俺は村田に声をかけてコンラッドと部屋をでた。
「だから安心じゃないんだろ」
その村田の呟いた声は俺にはとどかなかった。
「えー猊下、何か言いました?」
ヨザックが村田の顔を覗きこんでにこっと笑った。
「あまり服は持ってきていなかったのですが、これをどうぞ」
「サンキュー」
アレ、もしかして…
ズボンを握り締めたまま止まってしまった俺に申し訳なさそうに告げる。
「さすがに下着までは…街で揃えましょう」
「だよね」
仕方がない。俺はそのままスボンをはいて上着を着る。上下ともやはりブカブカだ。コンラッドが俺のズボンの裾をまくってくれる。
立ち上がった後、コンラッドは俺を見てなんだか悩んでいた。
「やはりお留守番していただけないですか」
「えーっ何でだよ」
「街で視線を集めそうなんで」
「そ、そりゃ確かにちんちくりんだけど。もしかして一緒に歩くの恥ずかしい?」
「まさか。ユーリは俺の自慢だよ。むしろ一緒にいれて光栄だね」
「ならなんで?」
「複雑な男心かな」
「???」
クスッと笑って、俺の頭にキスをすると「行きましょう」と手を引かれる。
俺は良くわかんないまま、ついて行った。
室内に到着したし、あっちが夜だったので眞魔国も夜だと思っていたけど外は快晴だった。
「良い天気だね」
「昨日まで雨が降っていたんだけどね。ユーリを歓迎して晴れたのかな」
そういえば所々に水溜まりが出来ている。
「ならいいな」
コンラッドがにっこりと笑った。
あの宿の質素さから、小さな村ぐらいの規模なのかと想像していたのだが街は人が多く、色々な店が並んでいる。
「明日から新年なんで街が活気づいてるんですよ。けどほとんどの店が明日から休みになるよ」
「そうなんだ、俺達は新年が明けたばっかりだったんだよ」
「けどおかしいなぁ」
「何が?」
「ユーリと猊下をこちらに呼ぶと言う話は聞いてなかったから」
「そうなんだ。でもさ、一緒に眞魔国で新年迎えられて嬉しいな」
「俺もです。じゃ、早く買い物終わらせてゆっくりしましょう」
「だな。何かさっきから人の視線を物凄く感じるんだよ。早く着替えたい。けどそんなに似合わないかな〜」
するとコンラッドが少し背を屈めて耳元で囁いた。
「ユーリがあまりにも可愛くて皆が見てるんだよ。だから留守番してて欲しかったのに」
「なっ!んなわけないだろ」
低めの声に慌てて一歩後退さる。多分俺は真っ赤になってるだろう。
「本当ですよ」
「魔族って絶対感覚おかしいよ」
こればかりはいつまでも慣れない俺は溜め息をついた。
村田の分と自分の分の服を買い、宿に戻るとヨザックが出迎えてくれた。
「おかえりなさい。はい、これ。お前の荷物は移動させといたぜ」
「すまない」
コンラッドは鍵を受け取った。
「村田は平気?」
「はい。俺の懇親的な介護で今はぐっすりお休みになってます」
「ぐったりの間違えじゃないか」
ボソッとコンラッドが呟いた。それをヨザックは聞こえない振りをする。
「じゃ着替えてくるよ。俺の部屋は?」
「坊ちゃんは隊長と同じ部屋ですよ。俺達の隣にしましたから」
「じゃ、後でな。行こうコンラッド」
コンラッドの手から鍵を受け取って俺達は歩きだした。部屋は3階の一番奥だ。
「うわ!」
さっきの部屋と天と地の差だ。
「キレイだなぁ」
俺は部屋の中を見回した。応接セットが置いてあり窓から明るい日差しが差し込んでくる。右の奥にも部屋があり、ベットルームになっていた。
「凄いっ!」
キングサイズのベットは天幕があり、天井から綺麗な刺繍を施したレースがベットの端へと広がっていた。俺はキングサイズのベットにダイビングする。
「まるで新婚さんの部屋みたいだね」
うつぶせになり足をばたつかせる。
あれ?もしかしてベットがひとつ?そして二つ並んでいる枕を見て俺は真っ赤になった。『まるで』ではなく本当に新婚さんの部屋だったようだ。
「ユーリ、着替えないと」
いつの間にかコンラッドが俺に被さるようにベットに両手をついている。
「じ、じゃ退いて」
しかしコンラッドは、顔を落として俺の項に唇を這わせてきた。ぞくっと鳥肌が立つ。
「ちょっ、ちょっと!昼間から何してんだよっ!」
「着替えを手伝おうと思って」
俺はもぞもぞと仰向けになって起きようとしたが、コンラッドの腕が邪魔で起き上がれない。
「じ、自分でするっ」
優しい顔が俺を見下ろしている。ドキッと胸が高鳴った。銀をちりばめた茶色い瞳が細くなって、近付いてくる。
「ユーリ、会いたかった」
髪をなでられて、囁かれる。指先が頬や唇を、確認していくように触れていく。
「....俺も」
嬉しそうに笑うコンラッドの首に俺は腕を回した。
買った服に着替えて村田の分を手にとる。
「食事は部屋に運ばせますか?」
「外で食べたいなぁ。そういえばお腹空いた」
「いっぱい運動しましたからね」
何だかその言い方がいやらしくて枕を投げつけるが顔面で軽く受け止められ枕を戻すと俺に近付いてくる。
クスッと笑うと頬にキスをされた。
「きっとヨザと猊下もお腹をすかせてますよ」
俺達は部屋を出て隣りに向かった。
村田はベットの上で目を瞑っている。どうやら寝ているようだ。顔色はもう良くなっている。俺はリビングに戻った。
「大丈夫そうだね」
「そりゃ俺が全身全霊かけて看病しましたからね」
ソファに座っているヨザックが当たり前だと言う顔をした。
「ん…渋谷?」
「あっ、起きた。もう平気か?」
俺は再びベットルームに入っていった。村田は上半身を起こして眼鏡を探している。サイドテーブルの上の眼鏡を渡してあげた。
「これ服ね。サイズ殆ど変わらないだろ」
「ん、サンキュー。随分遅かったね」
「えっ、街でさ、結構見て回ってたからさ。明日から新年で休みなんだって。だから色々見てたら遅くなっちゃって」
俺は慌ててしまい早口になってしまった。
「まぁ、久し振りだもんね。こっちに来たの」
うんうんと俺は頷いた。まさかコンラッドと色々致していたとは言えません。
「着替えたらご飯食べに行かないか?腹減ったろ」
「そうだね。すぐ着替えるよ」
「じゃ隣りにいるな」
リビングに戻るとヨザックとコンラッドが話をしていた。ヨザックがニヤニヤして、ちょっとコンラッドが困った顔をしている。やっぱり仲がいいんだよなぁこの二人。
「何話してんの?」
「何が食べたいかって話ですよ」
コンラッドが答える。
「俺達はもぉ一番食べたいもんはいただいちゃいましたから」
「ヨザッ!!」
コンラッドがヨザックを軽く睨む。ヨザックはニヤニヤと笑っていた。
「えっ、コンラッド、何か食べたの?いつの間に?」
「ユーリは何か食べたい物ありますか?」
「と言われてもこっちの食べ物よくわからないからなぁ」
「肉が食べたい」
村田が着替えて奥からでてきた。
「なら、俺もそれでいいよ」
「街の酒場で旨いとこあるんでそこにしましょ。タンパク質補給しませんとね〜痛いっ!」
「どうしたの?」
ヨザックの隣に立っていた村田がそ知らぬ顔をする。。
「何でもない。虫でもいたんじゃない?」
ヨザックの腕が赤くなっていた。
俺と村田は帽子を被り、髪の色がわからないようにする。
ヨザックが連れてきた店にはもう沢山の人達で盛り上がっていた。奥の席に通してもらい、腰掛ける。注文は二人に任せておく。
「さっき、コンラッドとも話してたんだけどさ、今回何で呼ばれたんだろう」
「んー多分さ、僕たちが初詣で眞魔国の話、してたからじゃないかな」
「それだけで?だって今までだったらアイテム取って来るだの色々あったじゃん」
「ユーリ、これ美味しいよ」
コンラッドが先に鳥肉を食べた後、皿にうつしてくれる。よく見るとヨザックも同じ様に村田に肉を取り分けていた。
「ありがとう」
彼らは美味しいから取り分けてくれているのではなく毒味をし、確認して取り分けてくれている。
「今回は本当に眞王に呼ばれてないんだと思うけどな。もう君の力はある程度自分の意思でも行き来出来るぐらいにはなってきつつあるし、ここに来る前に願い事しなかった?」
「…した」
「で、僕がいたし、こちら側で呼ばれなくてもこれちゃったんだろうね」
「そっか」
「どんな願い事?」
コンラッドが尋ねてくる。
「新年だし眞魔国の皆に会いたいなと」
「ヘー『皆』ですか」
ヨザックがお酒を飲みながらニヤニヤする。
「うっ、そうだよ」
「ヨザ、飲み過ぎるなよ」
「オイオイ、まだ全然飲んでないぜ。折角ゆっくり過ごせるんだ。たまには、な。」
そしてウインクする。これがまた決まってる。それに釣られたのか、色っぽいお姉さんが二人近寄ってきた。
「お兄さん達、良い男ね。一緒に飲まない?」
「すまないが仲間内で楽しんでるので」
コンラッドが人当たりの良い笑顔でやんわり断る。
「あら、こっちの二人も可愛いいvv。貴方達にもサービスするわよ」
ちょっといろんな想像が頭の中を駆け巡る。
「悪いね、この人達より相当な美人連れてきてくんないと俺ら満足しないから。まっ無理だと思うけどな」
プライドを傷つけられたのかキッとヨザックを睨み付けて二人は立ち去った。
「あのお姉さん、そうとう美人だったぜ、ヨザック!」
「えーっそうすか、俺は全然お二人の方が美人だと思いますけど。なぁ」
コンラッドも頷く。
「やっばり魔族っておかしいよ、なぁ村田」
「まぁ僕らがいる地球とはかなり感性が違うのは確かだよね」
「遊びたかったんですか、お姉さんと」
「遊び、ったって鬼ごっことか、トランプするとかじゃないよな、もちろん」
コンラッドが耳元で囁く。
「……だよ」
「!!!バカ獅子っ」
俺は真っ赤になってコンラッドの顔を手で押し返した。
「ラブラブね、お二人さん」
ヒューヒューとヨザックが茶化す。
「俺達もラブラブしましょうね」
「…」
村田はヨザックを一瞥しただけで鳥肉を口に運んだ。
「冷たいわ、猊下。そこがまたいいんだけどぉ」
グリ江ちゃん化したヨザックは、その後色々な話をして俺達を笑わせてくれた。
遅くまで店で楽しんだあと宿に戻り、部屋の前で村田とヨザックと別れる。
「今日は楽しかったな」
ソファの上で伸びをする。
「そうだね」
外でパーンと大きな音がして空が明るくなった。
「わっ何?雷」
「花火だよ。年が明けたんだ」
コンラッドが部屋の明かりを落とす。俺は窓辺に張り付いて外を眺めた。大きな花火が何発も空に上がる。俺は隣に来たコンラッドに向きなおした。
「明けましておめでとう、コンラッド」
「おめでとうユーリ」
「今年も宜しくな」
「はい。こちらこそ」
クスッと笑ってコンラッドがキスをしてくる。俺も目をつむり受け止めた。
「うわっ」
コンラッドに急に抱えられて、体が中に浮く。
「ちょっとコンラッド!」
「イヤですか」
「う、イヤではないけど」
ベットにゆっくり下ろされ、唇が重なる。軽く啄む様なキスが徐々に深いものへと変わっていった。いつものコトながら、コンラッドにリードされ頭がぼぉっとしてくる。
「ユーリ」
耳元でコンラッドが囁く。それだけでゾクゾクしてしまう。
「日本では年明けに愛し合うことを『姫初め』っていうんですよね」
「この…エロ獅子っ!!」
何処で覚えたんだっ!
そんなことを爽やかに言ってのけるコンラッドの顔に枕を思い切り押しつけた。
眞魔国での新年を大好きな人と過ごせる。それだけでも今年が良い年になるような気がする。そんでもって、ずっと一緒にいられればいいなと思いながら、俺はコンラッドに抱きついた。
A HAPPY NEW YEAR
2007/2/8
遅れに遅れ2月にUP。
皆さんにとっても良い年でありますように。
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